今年元号が変わり,令和,令和と話題になりましたが,様々な場所では元号の使用から西暦の使用に改められているところが多いです.鉄道業界でもその流れはあり,まずはJRのきっぷなどが元号表記から西暦表記に変わりました.そのために令和元年11月11日になっても,きっぷの日付は2019.11.11になるため1並びのきっぷにはなりません.平成元年の時は松任駅に入場券を買いに行ったな・・

で,今日注目したのは通勤車両などには特にですが,製造年が乗客から見えるところにも記載されているのをご存知でしょうか?例えばこちら,クハE230-502ですので,E231系500番台の2編成目・・つまり山手線の2編成目の1号車の車両です.左下に製造所である新津車両製作所とその下に「平成14年」とあります.つまりこの車両は製造されてから17年が経過していることがわかります.さてこの表記,今年になってから製造されたものは「令和元年」と表示されるのかというと・・

残念ながら表記は西暦になってしまいました.車両の情報サイトによると第37編成以降が今年5月以降に落成した車両になりますので,時期としては令和元年製に当たりますので,こちらの第43編成はそれに該当します.でも製造年の表記は「2019」,なんとも愛想ない感じになってしまいました.しかし,製造から何年たったかをすぐ計算できるのは合理的で,こちらの表記のほうが理にかなっているのでしょうね.この車種ではそうでしたが,首都圏では東京メトロの車両や小田急の車両などが新造されており,それらの表記がどうなっているのか気になります.